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平成30年度講師会分科会発表会

2019.3.18発表会 1

2019年3月18日(月)理容会館5階にて、平成30年度講師会分科会発表会を開催しました。

 

この発表会は、毎年設定される研究テーマを第1分科~第4分科の各分科がそれぞれの視点で捉え、1年間かけて研究し、組合員の方々へ営業支援となるようにまとめて研究発表するものです。

講師会分科会の30年度研究テーマは、『新時代“〇〇“へ向けた参加体験型セミナーのすゝめ』副題 ~あなた自身の体験がサロンのオリジナルになる!~ です。今年度の分科会の特徴は今までの様に研究に対しての統一テーマを定めていない点です。今まで統一テーマを定めることで分科によってはテーマとの関連付けが難しい場合があり、的外れな発表になってしまう様な心配が多々ありました。そこで今年度はテーマを各分科が自ら設定して研究を行う事としました。ただし、31年度以降にタイムリーな内容となる事、独自のもの(既存の物からの発展)である事、受講者参加型となる内容である事、が条件となります。こうする事で各分科は自分たちが研究したい内容を研究する事が出来てメンバー一人一人のモチベーションが上がります。

発表は采谷副講師会長の30年度テーマと参加体験型セミナーがいかに高い効果をもたらすかについてのプレゼンテーションから始まり、続いて1~4分科の順で以下の通り行われました。

  第1分科(トータルマネージメントプロデュース)は「売り上げUP!」~明日から変われる気付きのワークショップ~と題し、1、元気 2、ストーリー 3、つながり の3つをキーワードとして第1分科分科長の堀講師によるプレゼンテーション、そして横山講師によるマンダラチャート(目標達成シート)の活用についてのプレゼンテーションがありました。ワークショップは各自サロンや自宅で試してみることを宿題としました。ワークショップの約束事として「人の発言や考えを絶対に否定しない。必ずポジティブな考えをする」が伝えられました。

  第2分科(カット)は、「カットの今更聞けないお悩み解決」 ~2019ショートカット対策マニュアル~と題し、各支部教育部長を通じて組合員さんから普段から感じている「今更聞けないカットのお悩み」を聞き、幾つかの「あるある」な悩みに対してチャートを使って問題解決する内容のプレゼンテーションを行いました。ハードパートのカッコいい入れ方は?隅部の薄い方のカット方法は?サイドが立ち上がってしまう方はどう対処している?小松崎講師が的確な解説で悩みに対応しました。その後、茂木講師によるモデルウイックを使ったデモストレーションでより分かりやすい発表となりました。2019年も引き続きショートヘアーが流行の兆しです。しっかりと時代を捉えた発表でした。

  第3分科(スタイリングケミカル)では「大人メンズの悩み解決メニュー提案」~売れる特殊技術で増収を図る~をテーマに研究しました。新井講師のプレゼンテーションでは大人メンズが日頃どのような髪の悩みがあるのか?を解説し、適した薬剤や商材を使って簡単な技術でその悩みを解決する内容を、山上講師は動画を使って技術、テクニックの解説を行いました。グリオキシル酸、マレイン酸、スピエラ、CMC等を使用して、ボリュームアップ、ボリュームダウンの実際を説明。塩基性カラーをつかって、白髪の悩みにも対応!こちらも動画と画像で解説され非常に手際よく楽しい発表でした。

  第4分科(トータルエステ)では、「フェイスリペア」~価値があがる⤴隠し玉つや肌リノベーション~と題し、先ずはお客様が理容店でシェービングしない理由を明確にし、その殆どがセルフシェービングの時に生じる問題に起因する事を明確にしました。それに対してそれぞれのお客様にあったスキンケアの情報を提供する事の重要性を分科長である松下講師が解説しました。またリンパについても詳しく解説があり、技術面ではリノベーションシェービング(リンパを意識したシェービング技術)の提案がありました。また、メニュー提案として顔シャン(化粧水仕上げ)を紹介、実講師のデモストレーションで、モデルの顔にリンパの流れをフェイスペイント!その後に顔シャンを行っていくといったユニークな発表でした。それぞれの状況や年代、男女の違いを考慮して、それぞれにあった道具や商材を使う事の必要性についても詳しく解説があり非常に内容の濃い発表でした。

 今回は第1~第4のどの分科も参加体験型セミナーに対応した研究となっていて、実際に支部などでの講習会に呼んで頂いた際には参加受講者と共に体を動かしてより良く理解をして頂ける内容となっています。是非ともそれぞれ4つの分科の講習を受講してみて頂ければと思います。

各分科会の研究発表が各支部の講習に役立てていただけたら幸いです。

 

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